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浴衣屋の悩み

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ぅぉしっ!
次の仕事のスケジュールが確定したじぇぃ!
というわけで、明日から遊びに行ってきますヒャッホー!

GWのドールショウも参加の方向で本格的に始動いたします。
イベントまで実質あと1ヶ月ちょっとかぁ……準備がんばりますね。

GWのころからそろそろDDの夏の浴衣の準備をします。
浴衣用の反物は年中探してはおりますよ。
一昨年あたりからは、色移り対策の関係でプリントの反物を中心に探しています。
本染め(または注染)の古い反物も良いものがあったら取っておきます。たいてい、デッドストックの反物を探しまくります、古い反物のほうが柔らかくて柄が良い事が多いんですね(単に好みともいう)
下の写真は、本染め2反、デッドストックから。
なんでしょうね、『尾上(おのうえ)』とあるので、もしかしたら歌舞伎かなにかの揃いの楽屋浴衣かもしれません。それから柳に菖蒲、藍色がすごく綺麗です。




本染め(または注染)は、手彫りの型紙を使い、防染め糊を引いた後、職人さんが手で染料を注いで行くという昔ながらの技法です。いまでは本染めの職人さんは100人くらいになってしまったのだとか。
この反物は、染め方の関係で反物の裏までしっかり染料が通っています。それに使用されている染料がプリント反物の染料とは全然違いますので、何度も洗って余剰染料は落としても、どうしても『色移り』は避けられないところが悩みです……(性質上、色止めしても止まらないんです)

それでも本染めの反物で作るのは、本染めならではの浴衣の絵際の美しさがあって、大好きだからなのですが…綺麗だけれど色移り、どうしたものか悩みどころです。

プリントの反物は、それほど裏にまで染料が来ていませんので、色移りの心配は本染めよりはしなくても済みます(とはいっても、色や布のタイプによっては移るので、一概に安心デスとは言えないのですが…)
プリントの反物は、たいてい大量生産でメーカーは毎年シリーズ展開(コレクション?)して発売します。なので、好みのシリーズが出ると数本まとめて買います。統一感を持たせられるので有り難いっす。




なるべく本染めっぽい柄を選んではいるのですが、なかなか(笑)
今年のDDの夏の浴衣は、毎年作っているDDサイズに、DDSサイズを加えようかと思っています。うまくできるといいなぁ……それより帯の反物を探さねば……。去年の帯が評判よかったので、今年もあのシリーズで揃えようかな…。ええ、と、『お洒落京袋帯シリーズ』(笑)
がんばりますー。


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