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PARIS:L'Abeille(ラベイユ)

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パリの中心から少しだけ外にある、エッフェル塔が見えるホテル『Shangri-La』。
ナポレオン・ボナパルトを大伯父に持つローラン・ボナパルト王子の末裔が私邸にしていた小さくも大変美しい館がホテルになっているのです。ここの建物自体をホテルに仕立てたのが2010年の12月、まだ新しいホテルです。
そこのメインダイニングL'Abeille、二ツ星。
昼間に一緒にショコラトリー巡りツアーを引率してくださったOKSご夫妻と一緒にパリ最後のディナーです。





オオノはフランス語ベラベェラなOKSご夫妻と一緒なので安心なのですが、L'Abeilleのソムリエさんの中に一人、日本人がいらっしゃるので、フランス語も英語もサッパリな奥様でもなんとか大丈夫かとおもいます。
そしてもうひとつ、実は実はOKSご夫妻はソムリエさんでして、L'Abeilleの日本人ソムリエさんとは先輩後輩の仲なのだそうですよ、そんなわけで今回のお料理はシェフが組んでくださったスペシャルコースなのですよぉぉぉ奥さんっっっっ。ありがとうございますOKSご夫妻っ!こっこのお礼は働いt(略)

通常メニューにもコースがありますが、チラ見したところそちらはかなりしっかり量があるような気がするのですが……スペシャルカスタムOKSコース、楽しく食べ切れる量かしらと心配だったのですが…大丈夫、うん、いつものかんじですっ!安心して楽しく完食できる日本人サイズの量でしたよっ

うん、これは美味しいわ!
え?二ツ星でしたっけ?マジですか?すぐに三ツ星になっちゃいますよ?ホントにそうおもうわ





ほらほら見てみて、こんなにVIVIDですよ。
最初の卵型のフワフワ、これちゃんと薫製卵が器になっているのですよ。薫製されているので綺麗にスモークブラックなのです。
次に出て来たのはハーブティー、そうこれでお料理は終了……ではないのですよ奥さん、これ、トマトのエキスがギュギュっと詰まった美味しいスープなのですよ。
暖かくて心地よい透明感のある酸味が気持ちいいです。そうですね、今日は丁度暑かったせいもあって、こんなトマトの酸味が気持ちいいです。
そしてトマト繋がりでトマトを使った綺麗なモザイクのようなお皿、オオノこれは大好きなお皿です。これを食べに遠くから来てくださる常連客もいらっしゃるのだとか、わかるっわかるわっっでもどんなセレブっすかその人!



あ、そうそう、黒いお皿の筒状のアレ、サーモンなんですよ。
パリに来てからサーモンとご縁が非常にあるわけなのですが、それだけサーモンが身近な馴染みのある素材ということですね(安いとかいうことではなく、日本でいう鮪のように昔から馴染みがあるという意味で)これ、筒状になっていますよね、長いですよね、最初はギュギュっと細巻き的に丸めてあるのかと思ったのですが……抜いてあるんですよっっっっっ食べ始めてわかりましたよ、ホロホロっと身が解れる、身のいいところをズポっと抜いてあるんですよっっアーモンドの風味が上手くサーモンの味を引き立てています。これは美味しい!

メインのお肉は似たものが2種類乗っていますが、パン粉的なものが乗っている方が鳩、スライス沢庵みたいなのが乗っているのがリードヴォーです。ちなみにスライス沢庵ではありません、スライス白トリュフです。
……羊とかじゃないんですよ、これ、ゴロンとリードヴォーなんですよ。



リードヴォーなんですよっっっっ

これでゴロンと一個なんですよ、でっかくないですかっっっっっ!?
いや、すばらしいっ
リードヴォー素晴らしいですよ、なんかこう上手く言えないんですけれど…こうカリカリでフワフワでトロトロで、日本で食べるよりも風味が濃くてしっかりしていてホントにウマいんっすよ奥さんっっっっっ!
鳩は、前日のEpicure(エピキュール)のほうが若干 肉自体の風味が凝縮されていたかな、とも感じるのですが、それは肉の個性ということで。今日の鳩は爽やかでしたよ。付け合わせのお野菜とも合う!

デザートは旬のものをテーマになぜか3皿。
ちょっとまってムッシュー、ここだけ一皿多くないっすかね(笑)
ルバーブのお皿にイチゴのお皿、それから美味しいフワフワのお皿(ごめん名前忘れた)

美味しい、ホントに美味しいですよ。
『量が多くて濃いんじゃないかしら』なんて心配は全くありません、バッチリ日本人でも楽しく完食できちゃいますよ、これはオオノがお約束しますよっ
まだホテル自体も新しくて日本にはあまり知られていないとか……?これはもっっったいなさすぎるっっっそれはアカン!

こんなに素敵なホテルなのにっ




そうそう、ここのホテル、中華が有名なんだそうですよ。名前は『SHANG PLACE(香宮)』
そして、ホテル入り口から突き当たりには大きなあのシャンデリアがあるホールLa Bauhinia、ここはラウンジのようなかんじになっています。空間デザインは建築家Maurice Grasのデザイン。建物を改築の際、天井を外したら出て来たという梁を上手に使って美しいドームに仕立ててあります、これは見事だ。
ここはぜひ2階の席に座りたいですね、これは本当に素敵な空間です。



パリ中心部から少しだけ外にあるこのホテル、静かに過ごすには最高じゃないでしょうかしら。思わず、次はここに泊りたいなぁなんて思ってしまいましたよ。
素敵なホテルですよ。


【L'Abeille】
10 Avenue d’Iéna, Paris,
75116, France





































【ホテル内の写真ちょこっとだけ】














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